いがにんのぼやき

若手WEBエンジニアのブログ。IT、WEB、バンド、アニメ。

漠然とした自社サービス開発に携わりたいという思い

前職の退職理由のひとつに受託開発ではなく、自社サービスに携わりたいというものがある。

僕自身は何故そう思ったのだろうか。
それを自問自答したい。

そもそもの始まり

何となく感じたのは入社して2年目が始まったあたりだろうか。
とあるLPページを作成した。そのサイトのコンバージョンがそのまま会社の売り上げに繋がるというものだ。
外部の業者の用意した商材をLPでアピールし、最終的に発注となればうちにマージンが入るというもの。
コンバージョンの具体的な数字は知らされなかったが、発注お問い合わせの情報は僕にも届くようになっていた。
LPをリリースして数日後初めてのお問い合わせが届いた。
その時、とても嬉しかったのである。
小さい、それもまだ発注にも繋がっていないお問い合わせなのだが、自分の作成したLPが人の求められるものとして認識されたからだろうか、とても嬉しくて社内でプロジェクトメンバーにウキウキしながら知らせたのを覚えている。

その時、感じたのである。
僕はこんな風にサービスを届けたいんだなと。
前々から自社サービスをやりたいと思っていたが、確実に志向が変わったのを確信した出来事だった。

誇れるもの

勉強会や交流会に参加すると、楽しそうに自社のサービスを語る人たちがいる。
このサイトのこの箇所はこんな議論があって、結果的にこうなって、その試行錯誤がたまらなく楽しそうに語るのである。

受託開発ではおおっぴらに言えないようなこともある。(もちろん、自社サービスでも言えないことなんてたくさんあるだろうけど)
試行錯誤した結果、顧客に納得してもらったとき、上記のように話せる場面は少ない。

自社サービスと受託開発で大きく違うのはエンジニアの作ったものを納得させるビジネスサイドが、身内(社内)か外(顧客)かである。
僕は身内を説得し、最終的にエンドユーザーに価値を届けるということをしたい。
受託では顧客を納得させれば、そのシステムを最終的に使うエンドユーザーの体験に関与することはない。
それをとても歯痒く感じていた。

改善

そして、一番歯がゆいのがリリースされたものを改善することが許されないことにある。
後々考えればパフォーマンス的によくないコードだったり、それがエンドユーザーに影響を与えていようと、客の発注が来なければ動くことはできない。
受託開発において勝手に動くことはただのコスト、無償ボランティアとなるからである。
これはビジネス的には当たり前のことで、そのパフォーマンスのせいで顧客のCVRが落ちようとも自社には一切影響はない。
顧客がそこまで分析できて問題点を指摘できるレベルであれば別だが、そんな企業は存在しないし、そのレベルまで行けば内製化を進められるであろう。

この改善ができないというのはエンジニアとしてはとても危険な状況だと思っていて、これによってあのコードは良かった、悪かったという議論も計測もできないのである。
これでは成長を止めてしまうだろう。

でもどこかで能力を売り出していかなければいけない

それはわかっているんだ。
自分の学んだものを切り出していくような仕事をしたほうがお金を稼ぎやすい。
挑戦にはコストがかかる。
いつかはそうやって切り出していって稼いでいく時が来るだろう。
だけど今はその時じゃないと思っている。
20代という社会人としては最も若い部類に入る歳で、そのような働き方をしていくと歳をとったときに苦労するだろうというのが僕の見解だ。
悲しいことにこの若さで年々学習能力に衰えを感じていて、実際に歳をとったときに学習していける自信がない。
ならば20代で技術を売りに出すのではなく学べるような環境に身を置くべきと思っている。
この学習・挑戦と、能力の売り出しのバランスはうまく取っていきたい。