データ指向アプリケーションデザインがいい本
少し前からデータ指向アプリケーションデザインを読み始めた
誰かがどこかに貼った転職ドラフトの友達紹介コードを使って転職ドラフトを登録してくれたらしく招待成立メールが来て、招待特典としてオライリー本が貰えるので前々から気になっていたこの本をお願いした
といってもこれが去年のことでずっと積んでいたんだけど最近読み始めたら面白くてもっと早く読んでおけばよかったと後悔している
転職ドラフトの友達紹介特典でデータ指向アプリケーションデザイン届いた!
— いがにん@Vちゃん運営 (@igayamaguchi) 2020年12月20日
厚すぎんだろ…片手だと重い pic.twitter.com/rf0AyUREIO
この本、この画像の通り分厚い
600ページほどあり今のところ150ページくらいまで読んだ
そこまで読んだ感想としては、WEBエンジニアでサーバーサイドの開発を行っている方ならみんな読むべき本だと思った
今のところ読んだ章は以下
- 1章 信頼性、スケーラビリティ、メンテナンス性に優れたアプリケーション
- 2章 データモデルとクエリ言語
- 3章 ストレージと抽出
- 4章 エンコーディングと進化
1章ではデータシステムとはどういったものかの考察を行っている
信頼性やスケーラビリティ、メンテナンス性の考えの掘り下げを行いつつ、監視でパーセンタイルを使う考え方やTwitterを例にアプリケーションに応じてどのようにスケーラビリティを考えるかについても書かれている
2章ではリレーショナルモデルとドキュメントモデルについて扱い、それに付随するクエリ言語の説明になっている
ここではRDBやNoSQL周りの歴史や移り変わり、メリットデメリット、各クエリ言語の記法の特徴を抑えることが出来た
3章ではRDBなどのインデックスの元となる知識の説明がある
Bツリーについてはもちろん、列指向ストレージで用いられるLSMツリーなどについても掘り下げており、どうやってインデックスを作成していくのか、参照していくのか、メリットデメリットなどを説明している
この章だけでもこの本を読んでよかったと思える内容だった
4章ではエンコーディングについて扱っている
JSONやThift、Protocol Buffersなどのエンコーディングや圧縮方法などに加えて、どうやって前方互換、後方互換を保つのかに踏み込んでいる
この本をDBだけを扱う本だと思っていたのでこういうところまで踏み込むのかと驚いた
この後の章にはレプリケーションやトランザクション、それを分散システムで扱う場合、のような面白そうな話題が続いているので読み進めるのが楽しみな内容になっている
この本、作者があらゆる情報を網羅して分かりやすくまとまっている点がよい
凄く説明がすっと入ってくるし全く知らなかった古の知識も入ってくる
残りも読み進めていきたい